病気の豆知識

病気の豆知識
高血圧と動脈硬化高血圧とは、血圧の高い状態が続いているケースで、世界保健機関(WHO)の定めた基準で、最大血圧が160mmHg以上、最小血圧が95mmHg以上となっています。最大血圧とは、心臓が血液を送り出す時(収縮期〉の血圧で、最小血圧とは、心臓に血液が戻っている時(拡張期)の血圧です。特に原因となる病気がない「本態性高血圧」が大半を占め、塩分の取り過ぎや肥満、老化などが誘因と考えられます。血圧の高い状態が長く続いていると、やがて動脈硬化を招くおそれがあります。血液中の脂肪分が多くなる高脂血症とともに、高血圧は動脈硬化の大きな危険因子なのです。塩分と脂肪の摂取量を滅らし、適度な運動を心掛ける事も大切です。

脳卒中
脳卒中と言うのは、脳の血管が詰まったり破れたりして様々な障害を起こす病気の総称で、脳の血管が破れて起こる脳出血、クモ膜下出血、脳の血管が詰まって起こる脳梗塞(脳血栓と脳梗塞)に分類されます。また、一時的に脳の血管が塞がれて起こる一過性脳虚血発作は、脳梗塞の前ぷれの事もあるので、十分な注意が必要です。激しい頭痛、吐き気、意識の混濁、体の麻痺や言語障害が現れたら、脳卒中が疑われますので、至急、病院へ運ぷようにして下さい。

狭心症と心筋梗塞
心臓の筋肉は、冠状動脈と言う特有の血管によって、酸素と栄養を捕給されています。その冠状動脈の硬化、狭窄が進み心筋が酸素不足に陥って起こるのが狭心症、冠状動脈が血栓で詰まって心筋が壊死してしまうのが心筋梗塞です。胸部の不快感、痛み、圧迫感が発作の特徴的な症状です。狭心症の時は、2〜3分、長くても10分以内におさまります。狭心症発作には、ニトログリセリンなどの薬が効果を発揮します。心筋梗塞が疑われる時は、突然、心臓のあたりに激しい痛みが現れ、長く続く時です。 すぐに救急車を呼んで下さい。

肺炎
老化により肺の機能は低下し、抵抗力も落ちているので、細菌に感染しやすくお年寄りは肺炎を起こす頻度が高いのです。また、他の病気に権っていて肺炎を合併するケースも少なくありません。お年寄りに関しては、死亡原因の上位にあります。まず、風邪をひかないように注意して下さい。高熱や痰など、肺炎の特徴的な症状を伴わない場合も多いので、その他の変調にも目を向ける必要があるでしょう。微熱が続く、舌が乾いている、呼吸が苦しそう、ポ一ッとしているといった時なるべく早く医師の診察を受けて下さい。肺炎は、早期発見・早期治療が大切です。